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ダイアリー・オブ・ザ・デッド
(原題:DIARY OF THE DEAD)
アメリカ2007年度作品


ジョージ・A・ロメロ監督が初心に戻り、インディーズ作品として発表したゾンビ映画です。
前作「ランド・オブ・ザ・デッ ド」は、大手スタジオの資本が入った事で自分の納得できる作品にならなかった事が理由のようです。
 
この作品、登場人物の手持ちビデオカメラで撮影されたという設定のPOV映像がロメロ作品としては初の試み。
「ブレアウィッチプロジェクト」「クローバーフィールド」「REC」などで使われたあの撮影手法ですね。
フェイクドキュメンタリー作品としてはご丁寧にしっかり見せすぎかもしれませんが、でも見難さもなく、普通の映画を見るのとあまり変わらない感覚で見れます。
 
ストーリーはゾンビが蘇り始めた「事の始まり」直後を描いていきます。
山中で卒業制作の映画を撮影していた映画学科の学生達が主人公。
ラジオで死者が蘇っ ているというニュースを聞き、町へ帰るとそこは地獄絵図。
逃げ回りながらも学生達は持っていたカメラで撮影し、動画共有サイトへUPすることで世界へ惨状を伝えていきます。
 
今回はインターネットに溢れた情報に対する風刺が裏のテーマだそうです。
う~ん、裏テーマはちょっと分かりにくかったかもしれませんが、インディーズ作品と言うわりにCGまで使った特殊効果など、それなりに楽しめました。

  
 

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ランド・オブ・ザ・デッド
(原題:LAND OF THE DEAD)
アメリカ2005年度作品




ジョージ・A・ロメロ監督が「死霊のえじき」以来、久々に発表したゾンビ映画です。
近未来SFっぽい展開にちょっと面食らいました。。。
 
生き残った人々は周囲を囲んだ城塞都市の中で、ゾンビに溢れた外と隔絶した生活を送っている。
都市内では富裕層と貧民層に分かれて暮らしており、優雅に暮らす金持ちとスラム街の貧民との間で確執が生じている。
その頃、外の世界では、知恵を持ったゾンビの出現により、道具を使うことを覚えた死者たちが徒党を組み、城塞都市へと歩みを進める。。。
 
ゾンビ版「マッドマックス2」あるいはゾンビ版「ウォーターワールド」みたいなお話です。
知恵のついたゾンビ軍団は、「死霊のえじき」のバブの延長なのかもしれませんが、これはちょっとやり過ぎだったかもしれません。
また、大手スタジオの資本が入っているからか、明らかにレーティングを意識していて残酷描写は控えめです。
とはいえ、トム・サビーニの愛弟子であるグレッグ・ニコテロが気合の入ったゾンビメイクを見せてはくれます。
 
個人的に「ランド・オブ・ザ・デッド」の一番の見所はデニス・ホッパーかな。
憎ったらしい金持ちのリーダー役を楽しそうに演じてます。
あとダリオ・アルジェントの娘、アーシア・アルジェントが出てるのもちょっと嬉しい。
「ゾンビ」のプロデュースを買って出てくれたダリオ・アルジェントとは、その後「ゾンビ」の続編で再度手を組む予定だったのが、計画自体が流れちゃったんですよね。
その娘と今になって手を組むとはロメロ監督も粋な事するなあ。

その他カメオ出演も多くて、トム・サビーニがゾンビ化した状態で「ゾンビ」の時の暴走族ファッションで登場したり、イギリスのゾンビコメディ「ショーン・オブ・ザ・デッド」の監督と主演俳優などが出たりしています。
そんなディティールもお見逃し無く!

 



ドーン・オブ・ザ・デッド
(原題:DAWN OF THE DEAD)
アメリカ2004年度作品


こちらはジョージ・A・ロメロ監督「ゾンビ」のリメイク。
生存者がショッピングモールに立て籠もってゾンビと戦うという物語の外枠は一緒です。
でも中身はオリジナリティある内容に作り変えられており、オリジナルとはかなり違います。
ただ、オリジナルとは違う面白さが生み出されていて良くできたゾンビ映画だと思います。
 
そしてこのゾンビ、走ります!全力疾走です!最高に恐いです!
でもここが旧作のファンにとっては評価の分かれるところ。
無表情でフラフラと彷徨う姿のロメ ロゾンビに対し、必死の形相で猛ダッシュするドーンのゾンビは、怖さの質が全く別物だからです。
 
でもエンターテイメント作品としてもよく出来たA級ホラーですので、これは万人にお勧めできる作品だと思いますね。
あと旧作ファンは、ピーター、ロジャー などのカメオ出演をお見逃し無く!
 
ちなみにDVDのディレクターズカット・プレミアムエディションは、劇場公開時にカッ トされた残酷映像が追加になっています。
見ごたえがUPしているのでお勧めです。
また特典ディスクに入ってる映像特典も、形だけのおまけ映像ではなくしっかりと楽しめるものです。
特に劇中のニュース番組を通して世界がゾンビに制圧されていく様を描いた特典は面白いですよ。


 


ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド死霊創世記
(原題:NIGHT OF THE LIVING DEAD)
アメリカ1990年度作品




ジョージ・A・ロメロ監督の「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」を、特殊メイクアーティストであり、ゾンビの暴走族役でもあるトム・サビーニが監督したリメイク作品。
淡々としていたジョージ・A・ロメロ作品をベースに、所々に独自のスパイスを効かせた感じです。
現代の感覚で見られるようにうまくアレンジされているといった印象ですね。
大きく違うのは、オリジナルでは泣き喚いていたバーバラちゃんが、タフな女性として描かれていることと、エンディングが違った意味で嫌悪感のある形に変えられています。
 
個人的には最近のゾンビ映画の中でもよく出来た部類だと思います。
欲を言うと、トム・サビーニも特殊メイクで参加して欲しかったなぁ(まあクレジットはされていないものの、もしかしたら黙っていられずに手を出してるのかもしれませんが)。


 


死霊のえじき
(原題:DAY OF THE DEAD)
アメリカ1985年度作品




ジョージ・A・ロメロ監督が手がけた名作「ゾンビ」の続編。
特殊メイクは「ゾンビ」同様トム・サビーニ。
大量の血糊に、 内臓は垂れ下がり、首は引き千切られ、胴体も真っ二つ。。。
乗りに乗ってる時期の仕事なので、ゴア描写は凄まじい限り。
 
前作では死体が蘇り始めた直後の混乱した世界を描いていましたが、「死霊のえじき」ではゾンビが人間をほぼ滅ぼし、地上は廃墟と化してしまっています。
ゾ ンビの研究をしていた科学者グループとその護衛役の軍人たちは、軍の地下基地に潜りこんでひっそりと暮らしています。
今回も科学者と軍人の確執から破滅 への道を辿っていく事になります。
 
しかし、人間ってなんでこんなに愚かなんでしょうねぇ。
ゾンビよりも人間の方が遥かにおぞましいです。
人類の滅亡に涙して下さい。

ちなみにDVDには残酷シーンをカットして再編集した極悪バージョンが販売されていました。
買うなら下のノーカット仕様にしましょう。
特に高画質のBlu-rayはお勧めです!

 


ゾンビ
(原題:DAWN OF THE DEAD)
アメリカ1978年度作品



ホラー映画の金字塔、不朽の名作です。
死体が蘇って歩き出し、生きた人を食べる。
食べられた人もゾンビと なって蘇り、倒すには脳を破壊しなければならない…という定説を定着させたのがこの作品でもあります。

今見ても充分良くできた特殊メイクはトム・サビーニ の手によるもの。
ナタが頭にサクッと刺さるシーンや、ヘリコプターのローターで頭が切断されたり、生きた人間がゾンビに引き千切られたりといった直接描写 がすごい。
 
そんな残酷描写ばかりが話題になりますが、「ゾンビ」には様々なテーマが隠されています。
世界が終末へ向けて進んでいる最中だというのに、立て籠もった ショッピングモールの商品を手にはしゃぐ人間達。
そしてその商品欲しさに暴走族がショッピングモールへ押し寄せ、人間同士が殺しあう愚かな姿。
これは物へ 過剰な執着を持つ物質社会を皮肉ったものだと言われています。
こうして最終的には人間同士の争いによって、自ら破滅していくのです。

隔絶された田舎の ショッピングモールの描写のみで、文明が崩壊していく様を大きなスケールで見せるジョージ・A・ロメロ監督の手腕は見事です。
個人的に間違いなくホラー史 上No.1の名作です。
ホラーファンじゃなくとも未見の方は是非!
 
ちなみに原題の「DAWN OF THE DEAD」は「死者の夜明け」。
何かの雑誌の受け売りですが、前作「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド(生ける死者の夜)」で夜の闇に紛れていたゾンビ が、「DAWN OF THE DEAD」では夜明けの町を闊歩し、3作目「死霊のえじき~DAY OF THE DEAD(死者の日)」では昼の太陽の下を大手を振って歩くというタイトル。
ゾッとしますね。。。


  
  
 



ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド
(原題:NIGHT OF THE LIVING DEAD)
アメリカ1968年度作品




ジョージ・A・ロメロ監督ゾンビ3部作の記念すべき1作目。
ニューヨーク近代美術館に永久保存されているという歴史的名作です。
モノクロですし、自主制作のような作品ですので派手な特殊効果もありません。
でもだからこそ淡々とした演出と映像がたまらなく不気味。
暗闇の中からユラユラ現れるゾンビは本当に恐ろしいです。
 
この作品の舞台は田舎の1軒家。
逃げ込んできた者たちが立て籠もってゾンビと戦います。
その中で黒人青年がリーダーシップを発揮しますが、内部の人間同士のいざこざが事態を複雑にするのは後のジョージ・A・ロメロ監督作品と同じ。
またラストの後味の悪さはかなりのもの。
あれが白人青年だったらああいうエンディングにはならなかったのかなぁ。。。
詳しくは見てみて下さいね。
 
  

グラントリノ
(原題:GRAN TRINO)
2008年アメリカ映画




 

またまた監督クリント・イーストウッドがやってくれました。
新しい名作の誕生です。

往年のフォードの名車がタイトルになってる事から、クルマが走り回るアクション映画と思ったら大間違い。
近年のイーストウッド映画らしく、静かに心を震わせてくれる作品です。
 
イーストウッド演じる偏屈爺さんが、蔑んでいたアジア系移民との交流を通じて人間らしさを取り戻していくお話。
朝鮮戦争で犯した過ちから自分を赦せず孤独に暮らしていた老人が、如何にして安らぎを得ていくかが見所。
名車グラントリノは、閉ざされた老人の心の象徴として使われています。
 
毎度のことながら、甘っちょろいお涙頂戴のお話ではありません。
相当に苦いです。
苦いけれど、人と関わっていく事の難しさだけでなく素晴らしさも改めて教えてくれます。
エンディングへと繋がる出来事は、見ているこちらにも大きな動揺を与えます。
そして老人が最後に自ら選ぶ運命に、誰もが魂を揺さぶられるはず。
 
俳優イーストウッドは本当にいぶし銀の演技を見せてくれますが、残念な事にグラントリノを最後に俳優業からは引退するそうです。
荒野で葉巻をくわえ、サンフランシスコで44マグナムをぶっ放す姿を幼い頃から見ていた私は寂しくてたまりません。
でも俳優のキャリアの最後を飾る作品としてグラントリノを選んでくれたことに、我々ファンは感謝すべきですね。
 
俳優引退は残念ですけど、今後は素晴らしい作品を見せてくれる映像作家イーストウッドに期待しましょう。
類稀なる才能を持った映画人ですから、まだまだ長生きしていい映画をたくさん見せてほしいと切に願います。

 


ダークナイト
(原題:THE DARK KNIGHT)
2008年アメリカ・イギリス合作




久々にすごい映画に出会えました。
クリストファー・ノーラン監督のバットマン2作目、「ダークナイト」です。
 
これが遺作となってしまったヒース・レジャーですが、今をときめくクリスチャン・ベール演じる主役バットマンを完全に食った演技を見ると、本当に亡くなられたことが残念です。
本当にすごい実力と可能性を持った俳優さんでしたね。
 
ヒース・レジャーもすごいんですが、「ダークナイト」の見所は彼だけじゃないですよ。
何といっても最大の見所は、職人監督クリストファー・ノーランの凝った作り方。
場面の繋ぎ方や編集の技をこれでもかと見せつけられ、かと思えば編集無しの長回しワンカットがあったり。
是非気を抜かずに細かく見てみてください。色々な発見がありますから。
ほんと、最近では珍しく映画の醍醐味をしっかり味わえる作品になっていますよ。
 
あと、こういったアメコミヒーロー映画を敬遠する方をよく見かけますが、クリストファー・ノーラン版バットマンに限っては子供向けのようなソフトさはありません。
ティム・バートンから始まった80年代~90年代に公開された一連のバットマンがコミカルだったのに対し、クリストファー・ノーランはひたすらシリアス。
完全に大人向けの作品になっています。
以前のシリーズが苦手だった人にこそ是非見てもらいたいバットマンです。
 
ちなみに私はブルーレイディスクを買って見ていますが、この映像クオリティが凄まじくいい!
他のブルーレイ作品を軽く凌駕しています。
きっと最初から高画質メディアでの視聴を意識して作っていたんでしょうね。
世界に数台しかない高額なアイマックスカメラまでも使用し、鮮明でざらつきのない美しい映像が楽しめます。
普通のDVDでは見ていないのでどれほどの差があるかは分かりませんが、もしも可能であれば是非ともブルーレイで見てもらいたい作品です。

  
 

 

地震列島
1980年日本映画


災害を扱ったパニック映画というのは昔から色々な作品が作られてきました。
火災、台風、洪水、竜巻、火山、地震…。
今日紹介するのは1980年公開の日本映画「地震列島」です。
幼い頃、金曜の夕刊に掲載されたこの映画の広告に衝撃を受けたのを覚えています。
新宿の高層ビル群が火を噴き崩落しかかっているその広告に興味を引かれ、父親に頼んで映画館へ連れて行ってもらいました。
映像も子供の自分にはショッキングでした。
文明がこうも簡単に破壊されてしまうのかと。。。
 
勝野洋演じる地質学者が異常な火山活動を察知。
大地震が起こるとの警鐘を鳴らすが誰も聞く耳を持たない。。。というよくあるパターンです。
当然、主人公が言ったとおり地震が発生し、東京が壊滅することになります。
この主人公には妻子があるのですが、関係がうまくいっておらず崩壊寸前。
おまけに愛人多岐川裕美の部屋に転がり込む生活。
この人間関係が後にドラマを生み出します。
 
ドラマとしても楽しめますが、やはり見所は地鳴りと共に押し寄せる地震のシーンでしょう。
高層ビル、首都高、地下鉄、空港などが次々に破壊されていきます。
30年前のSFX(というか特撮)ですから作り物なのは分かりますが、当時としてはかなりハイレベルの特撮だったのではないでしょうか。
今見てもなかなか衝撃的です。

インターネット上で動画を探してみたのですが、予告編すら見つかりませんでした。
あの映像を是非大勢の方に見てもらいたかったんですが。
興味があればDVDを買って見てみてくださいね。
 
今年もまもなく防災の日がやってきます。
折りしも日本中で地震が頻発しているこの時期。
こんな映画で改めて地震の恐怖を感じてみては?


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アメ車が3度のメシより大好物!カマロ、ダットラ、タホ、キャバリエと乗り継いで、今はマスタングに乗っています♪アメ車好きになったのは、幼い頃、映画の中で走り回る姿に憧れて。乗ると映画の主人公気分が味わえるアメ車は、映画ファンの方に超おすすめのクルマですっ!
ちなみにこのサイトは、ホームページ「BOTIE MANIA~アメ車に乗ろう!!」の映画紹介コーナーをブログ化したものです。
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