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明日、君がいない
(原題: 2:37)
2006年オーストラリア映画




予告編を見て、片思いの女の子が自殺してしまう男の子が主人公だと思い込んでました。
でも見てみたらそんな甘っちょろいお話じゃありませんでした。
全然違うストーリーだったのでちょっとびっくりしましたが良い作品でした。

放課後の学校のトイレで自殺した生徒が発見される。
しかし遺体は映さず、誰が亡くなったのかはあえて知らせぬまま、時間はその日の早朝まで遡ります。
そこから遺体が発見される午後2時37分までの半日間、同じ高校に通う数名の生徒達の日常をを追っていきます。
たった半日間の間に、それぞれの生徒が悩む衝撃的な事実が次々と明らかになっていきます。
クローズアップされている生徒達は皆それぞれ悩みを抱えているので「自殺するのはだれか?」と推理しながら見る事になります。

理由は違っても同じように悩みを抱える仲間同士が、互いの存在を意識する事もなく校内で何度もすれ違っているのが切ないです。
お互いを知り、言葉を交す事ができたならばどれだけ気持ちが楽になったか。

最後、明らかになる自殺した生徒。
映画の中でも影の薄い子だったのでかなり意外でしたが、これには監督の深いメッセージが込められていると感じました。
その生徒も悩んでいると思わせるシーンがあったものの、脇役のように影が薄く、観客が気にも留めないキャラクターです。
それに気付いた時、観客はハッとさせられるはずです。
現実の世界でも同じように存在を軽く受け止めている友人、知人がいないでしょうか?
自分自身の事や、自分に極めて近い人に気を取られて、他の人をぞんざいに扱っている事がないでしょうか?
自殺する前に、その生徒の存在や発しているSOSに気付いてあげる事ができたなら、こんな結果にはならなかったかもしれません。
一人一人が周囲の人を尊重し、気にかけてあげる事ができたなら、イジメや自殺は無くなるのではないか?と考えさえる映画でした。

監督は撮影当時19歳と言う若さだったそうです。
だからこそ他人事ではない青春の痛みをリアルに描けたのかもしれませんね。

教育者や子供達と接する全ての人に見てもらいたい作品です。

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みっちぃ
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アメ車でドライブ
自己紹介:
アメ車が3度のメシより大好物!カマロ、ダットラ、タホ、キャバリエと乗り継いで、今はマスタングに乗っています♪アメ車好きになったのは、幼い頃、映画の中で走り回る姿に憧れて。乗ると映画の主人公気分が味わえるアメ車は、映画ファンの方に超おすすめのクルマですっ!
ちなみにこのサイトは、ホームページ「BOTIE MANIA~アメ車に乗ろう!!」の映画紹介コーナーをブログ化したものです。
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