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自動車窃盗集団を描いたカーアクション映画。主人公メイドリアン・ペースは表向きは自動車保険調査員、本業は盗んだクルマを外国へ売りさばく自動車窃盗集団のリーダー格。「リストにある52台すべての車両を集めることができたら40万ドルで買い取る」という大きなビジネスを請け負う。タイムリミットが迫る中、膨大な数のクルマを着実に盗んでいくが、52台中最後の1台、 1973年型マスタングを盗み走り出した時、仲間の裏切りによって警察から追われる羽目になってしまう。
ここから延々45分に渡ってマスタングとパトカーのカーチェイスがノンストップで続くのですが、このマスタングがタフでかっこ良すぎです!主人公のセリフはほとんど無しで警察の無線の会話とV8のエンジン音、タイヤのスキール音、クルマのぶつかり合う音のみで、まさにクルマが主人公といった感じの映画です。
マスタングの他にもダッジチャージャー、プリムスサテライト、ダッジチャレンジャー、キャデラックエルドラド、インパラ、etc.... 60~70年代を代表するアメ車がカーチェイスの末、惜し気も無く破壊されまくります。欧州車ではフェラーリデイトナ、ランボルギーニミウラ、デトマソパンテーラ、ロールス他が登場し、破壊こそされませんが、眺めているだけでも幸せになれます。特に懐かしさのあまり感動するのは「マンタ」!こんなクルマがありましたよね~。外見はCAN-AMのレーシングマシンのようなのに、エンジンはVWやポルシェのエンジンを積んでいるという変わり種でした。
個人的にカーアクション映画の最高傑作だと思います。この「バニシングin60」のリメイク作品である「60セカンズ」公開に合わせ、日本でもDVDが発売になりました。高画質のDVDを所有できるのは嬉しかったのですが、公開当時の音楽が版権の問題とかで使えず、全て別の曲に差し代わっていました。哀愁漂うカントリー調の曲が良かったので非常に残念でした。ちなみに今はこのDVDも廃盤となり、中古やデッドストックを見つけるしか入手方法がありません。中古価格も少しずつ上昇しているようですから、買うなら早い方がいいかもしれませんね~。(できれば公開時の音楽のままで再発売してくれるといいんだけどなぁ・・・)
ちなみに、4歳の時にこれを映画館で見て、ピッカピカの黄色いマスタングがボロボロになっても走りつづける姿にすっかりやられ、もう30年以上このクルマに片想いです。いつになったら買えるんだろーか。。。
製作・監督・脚本・主演のH.B.ハリッキーは、映画界に進出する以前から青年実業家としてすでに財を築き、数十台の名車コレクションを持っているほどのクルマ好きでした。事業が軌道に乗ったのを機にかねてからの希望だったカーアクション映画を企画し、いくつもの映画会社を訪問して企画を売り込みました。しかし、前例のないカーアクション主体の企画に快く制作費を出してくれる映画会社は無く、この映画の企画は暗礁に乗り上げます。ハリッキーは「きっと自分のように、こういう映画を見る為に喜んでチケット代を払うお客はいるはずだ」と確信し、自らの財産を注ぎ込んで独自に製作を開始。この映画に対する情熱は、公開後多くの観客に支持され、結果 的に興行収入記録を塗り替えるほどの大ヒットになったのです。その後も数本のカーアクション映画を撮りますが、バニシングin60ほどのヒットには恵まれずにその後は低迷します。しかし1989年、満を持してバニシングin60 PART2の製作に着手する事になります。そんな矢先、アクションシーンの目玉となる給水塔がクルマの上に倒れる場面の撮影中、倒れてきた建造物の下敷きとなり、48歳の若さでこの世を去ってしまったのです。。。
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ちなみにこのサイトは、ホームページ「BOTIE MANIA~アメ車に乗ろう!!」の映画紹介コーナーをブログ化したものです。