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ミッドナイト・ミート・トレイン
(原題:THE MIDNIGHT MEAT TRAIN)
アメリカ2008年度作品




「あずみ」「スカイハイ」「ゴジラ FINAL WARS」などを撮った北村龍平監督のハリウッドデビュー作。
原作は何と「ヘルレイザー」の原作、脚本、監督などで知られるホラー作家クライブ・バーカーの同名小説。
 
深夜、乗客が少ない地下鉄車内。
突然車両は廃線となった線路へと猛スピードで入っていく。
いつもと違う景色に戸惑う乗客に、スーツ姿で巨大な屠殺用ハンマーを持った殺人鬼マホガニーが襲い掛かる。
マホガニーは乗り合わせた乗客たちの遺体をつり革から逆さ吊りにし、列車はさらにトンネルの奥深くへと入ってく。。。
売れないカメラマンのレオンは、ニューヨークの暗部を取り続けているカメラマン。
婚約者マヤとの安定した生活を夢見ながら、危険で刺激的な写真を求めて町を彷徨う。
ある夜、町で見かけたマホガニーに興味を持ったレオンは、彼の尾行を開始する。
マホガニーの勤務先である精肉工場へ侵入し、物陰からマホガニーを覗き込んだそのとき、運悪く目が合ってしまう。
追いかけてくるマホガニーを振り払い、精肉工場からどうにか脱出に成功するレオン。
しかしそれでも彼は懲りずに尾行を続け、ついに深夜のの地下鉄内で人体を解体するマホガニーの姿を目の当たりにする。
その状況をカメラに収める事に成功するものの、気付いたマホガニーに襲われて気を失ってしまう。
目覚めるとマホガニーとカメラが消え失せ、代わりにレオンの胸には奇妙な印が刻まれていた。
その出来事を家に帰ってマヤに話すレオン。
その夜、レオンを心配したマヤは事実を確認するため、カメラを取り戻そうと友人と共にマホガニーの部屋へと侵入する。
しかし帰宅したマホガニーと鉢合わせしてしまい、カメラを取り返せない代わりに彼が狙う地下鉄の時刻表を奪って逃げ出した。
マホガニーの部屋からどうにか逃げ切れたマヤだったが、捕らわれた友人を救い出すため、単身深夜の地下鉄へと乗り込む。
その頃レオンは、自分の写真が飾られた写真展会場に居た。
自ら撮影したマホガニーの写真を眺めていたレオンは、何かを決意したかのように彼も地下鉄の駅へと向かった。
レオンとマヤが乗り込んだ地下鉄内は、被害者の遺体が何体も逆さ吊りにされた地獄絵図。
その中でマホガニーと戦う事になります。
 
以下、ネタバレいきます!
 
マホガニーを車外へと放り出し、抱き合う二人を乗せた列車はスピードを落とし停車します。
到着したのは廃墟となった駅。そこは人骨が無数に転がり、まるで地獄のよう。
すると車外から恐ろしい姿の生物が何体も乗り込んできて、吊るされた遺体を食い始めます。
彼らは人類よりも遥か以前から生き続ける特別な存在だったのです。
 
そこへ傷だらけの姿で現れたマホガニー。
ここで最期の決闘が繰り広げられます。
 
病気を患っているマホガニーは自分の後継者を探していた訳ですね。それがレオン。
だから気絶したレオンを殺さず、胸に自分と同じ刻印を刻み込んだ。
レオンはその運命を受け入れ、人類の祖先?地底人?地獄から這い出てきた悪魔?のため、
マホガニーに代わって人肉調達係として深夜の地下鉄に乗り込みます。。。
 
ダークなラストはいかにもクライブ・バーカー!といった世界観を表現しています。
クライブ・バーカーの小説が持つ独特の世界観というのはなかなか映像で表現するのが難しいらしく、
映像化作品で傑作!と言えるのは「ヘルレイザー」を含め数作品のみだと考えます。。
当のクライブ・バーカーも自ら脚本・監督を担当した「ミディアン」で自分の脳内を映像化しきれていなかった気がします。
そんな中でこの「ミッドナイト・ミート・トレイン」は特有のテンポの良さまでも表現していて見事でした。
 
脚本ではいくつか引っ掛かる点もあります。
一番違和感を感じたのは、レオンはマホガニーの勤務先、マヤは部屋へと不法侵入するところ。
これはちょっとやり過ぎに見えました。
映像化するにあたってはそこまで危険を冒さなければならない理由付けが欲しかったです。
おまけに二人とものん気に構えてキョロキョロしてるからちょっとイライラしたり。
ただね、その侵入シーンは緊張感がMAX!
もう見ているのが苦痛なくらいにハラハラドキドキです!
こんなに怖いシーンは久しぶりに見た気がします。
そんな効果的なシーンだからこそ、観客の納得させるだけの説得力に乏しいのが残念です。
 
あと部分的に導入されたCGのクオリティが低い!
テッド・ライミ(サム・ライミの弟)が脳天をハンマーで殴られて眼球飛び出し&血が噴き出すシーン。
ご丁寧にスローモーションで見せるんですが、思いっきり「絵」なんですよねえ。
血の飛び散り方なんてスープに浮かぶとき卵みたいだったし。
あと血の質感も赤い水銀みたいなメタリックな感じで、血液っぽさが希薄でした。
地下鉄の走行シーンも実車とCGの場面がはっきり分かるくらい「絵」でした。
 
でも特殊メイクのクオリティは上々でした。
食べやすいように遺体の歯を抜いて、爪を剥がして…なんていう場面は強烈でした。
下手なCGを使うくらいならもっと特殊メイクを多用して生々しさを強調すれば良かったのに。
 
ただ全体的に見て最近のホラー映画のレベルとしては良くできていると思います。
日本人監督が海外でこれだけ見事な作品を撮ったという事が自分は誇らしく思います。
北村監督ならではのグルグル回るカメラワークも健在で、ハリウッドでも自分のスタイルに拘っているのがよく分かります。
DVDスルーか?劇場公開か?で相当ゴタゴタした結果、物凄く小規模で劇場公開されたようです。
よく出来てるのにもったいないなあ。
 
実はわたくし、「ヘルレイザー」公開以降、暫くクライブ・バーカーの「血の本」シリーズにはまっていました。
確か5~6冊出ていたと思いますが、短編集で読みやすいくせに、物凄く物語に厚みがあって満足感が高いシリーズでした。
その「血の本」の第1集に収められていたのが「ミッドナイト・ミート・トレイン」でした。
終電間際の地下鉄の中で読んだら怖すぎて発狂しちゃうかもしれません。
 
ちなみにレオン役は「ハングオーバー」「特攻野郎Aチーム」などですっかり売れっ子のブラッドリー・クーパー。
殺人鬼マホガニーは「60セカンズ」のスフィンクス役だったヴィニー・ジョーンズ。
またチョイ役で何故か出演しているブルック・シールズにびっくり。
「サハラ」の頃と比べたらすっかりおばちゃんだけど、相変わらずお美しかったです。


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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら
(原題:TUCKER & DALE VS. EVIL)
2010年カナダ




おんぼろのトラックに乗った二人組の田舎男、タッカーとデイル。
ようやく手に入れた別荘へ向けて森の中を走っていた。
途中のガソリンスタンドで、バカンスへ向かう大学生グループと出会う。
奥手で自信の無いデイルは、大学生の一人、アリーという娘に一目惚れ。
勇気を絞って話しかけに行くが、胡散臭い田舎男とガソリンスタンドの組み合わせ。。。
スラッシャー映画の定番シチューエションの中、二人に怯えて大学生たちは逃げるように立ち去っていく。
その後、タッカーは落ち込むデイルを励ましつつ、無事に別荘に辿り着いた。
二人は廃墟のようなおんぼろ小屋ながらも、夢にまで見た別荘に大はしゃぎ。
ビールで祝杯を上げた二人は夜の湖にボートを漕ぎ出し、夜釣りを楽しむ事にした。
しかしその近くでは、先ほど出会った大学生グループも泳いでいた。
仲間とはぐれたアリーは、岩場で頭を打ち、気を失ったまま湖底に沈んでいった。
その姿を目撃したタッカーとデイルは、湖にからアリーを助け出し、手当てのために小屋へ連れて帰る事にする。
しかしその状況を見た大学生たちは、アリーが殺人鬼に拉致されたと勘違いし、武器を手に小屋へと向かう。。。
 
タッカーとデイルは殺すつもりなんて全く無いのに、ドジな大学生たちが次々と自爆して勝手に死んでいくんです。
森の中を走っているうちに倒木に突き刺さって死んだり、躓いて自分が持ってる槍に刺さって死んだり、木材を粉砕してチップにする機械に自ら飛び込んだり。
次々と築かれる死体の山に、タッカーとデイルは殺人鬼と勘違いされて散々な目に遭っていきます。
 
この映画、スラッシャーホラーの定番シチュエーションを上手く利用したコメディです。
「悪魔のいけにえ」や「13日の金曜日」のような、田舎で惨劇が起こる殺人鬼ものを見たことがある人ならきっとバカウケです。
 
・田舎男とガソリンスタンドの組み合わせ
・湖畔の廃墟
・焚き火を囲んで怪談話
・裸で湖
…etc.
 
どれも殺人鬼が大活躍するスラッシャー映画でよく見かける場面ですね。
ゾンビ映画のコメディやパロディは多いですが、スラッシャーホラーに特化している所が新鮮です。
 
まず冒頭のガソリンスタンドのシーンが傑作。
「悪魔のいけにえ」や「ヒルズ・ハブ・アイズ」など、トラブルの発端となるお決まりのシチュエーションです。
それを気はいいが見た目の怪しさ100%の田舎者二人組みと、大学生の双方の視点で描いているのが面白い。
殺人鬼ホラーを見た事があれば確実にああいう展開になりますよね。
 
あと二人の別荘はまんま「死霊のはらわた」の小屋。
しかも持ち主が考古学者なんていう小ネタまで用意されています。
 
一番笑ったのがチェーンソーで木を切ってる時、誤って蜂の巣を切ってしまったタッカーが、攻撃してくる蜂を追い払うためにチェーンソーを振り回しながら逃げ回るシーン。
完全に「悪魔のいけにえ」です!
 
最近のホラー映画として見ればそれほどゴアシーンは多くないと思います。
個人的にややグロと思ったのが木材粉砕機から上半身が無くなった体を引っ張り出すところくらい。
それも内臓がズルズル飛び出してる訳でもないのでまあ大した事ないです。
 
でもとにかくスラッシャーホラーへの愛をヒシヒシと感じる作品。
ホラー映画ファンにとっては名作と呼ぶに相応しい一本!
それなのにひっそり公開、ひっそりDVD発売、レンタルはツタヤ限定という寂しさ。
本国の映画会社も、日本の配給会社も分かってないねえ。
 
ちなみに監督のイーライ・クレイグは何とあのサリー・フィールドの息子だそうです。
アカデミー賞女優の息子がこんな素敵な映画を撮るなんて、ハリウッドの懐の深さを感じちゃいます。
(…と思ってたらコレ、カナダ映画だそうです。。。)


ゾンビ・ヘッズ 死にぞこないの青い春
(原題:DEADHEADS)
2011年アメリカ映画




ゾンビを題材にしたコメディです。
監督は、「死霊のはらわた」の特殊効果マンを父に持つブレット・ピアース&ドリュー・ピアース兄弟。
 
まずオープニングから最高!
マイクの視点で、死体袋の内部からジッパーをジーッと下ろす所から始まります!
 
見ず知らずの場所に停められたバンの中で3年ぶりに目覚めたマイク。
辺りを見回してみると何とゾンビが歩き回っている!
近所の民家に助けを求めると、有無を言わさず腹に銃弾を撃ち込まれた!
しかし死なない。。。マイクも既にゾンビ化していたのだ!
ただ、他のゾンビと違ってマイクには意識もあるし言葉も喋れる。
森の中を彷徨っているうちにマイク同様、話ができるゾンビのブレントに出会う。
ブレント曰く、自分たちは半分人間、半分ゾンビだと言う。
異常な状況にパニック状態のマイク。
そんな時、マイクは上着のポケットに指輪が入ってる事に気付く。
それは生前、婚約者のエリーにプロポーズするために用意した物だった。
エリーへの思いは変わらなかったが、ゾンビになってしまった自分と、3年間の空白からマイクは思いを断ち切ろうとする。
しかしブレントの提案により、果たせなかったプロポーズをするため、遠く離れた町で暮らすエリーに会いに行く決意を固める。
そんな彼らの後を、ゾンビを作り出した組織の殺し屋たちが追いかけていた。。。
 
こうしてマイクとブレント、そして途中で仲間になる普通のゾンビ、チーズ君の3人で旅に出ます。
ゾンビ映画+コメディ映画+恋愛映画+ロードムービー=「ゾンビヘッズ」という感じです。
笑いあり、感動ありのドタバタ珍道中が展開します。
 
生真面目なマイクと能天気なブレントの組み合わせはコメディの定番。
そのコンビに弄られ役のチーズが加わってゾンビをネタにした笑いが満載!
チーズはある意味、「死霊のえじき」のバブ以来のスターゾンビかもしれません♪
 
またゾンビ化した主人公たちならではの自虐ギャグに大爆笑!
腐乱気味のマイクは右腕が事あるごとにもぎ取れます。(自分で再装着可能)
チーズの腹から飛び出した腸はロープ代わりに使われるし。
 
ちなみにマイクは人間を食べる事に否定的なゾンビなので彼らのお食事シーンはありません。
が、他のゾンビのお食事シーンとか、下半身の無いゾンビとか、首をぶった切るシーンとか、ゾンビファンも納得のゴアシーンはしっかり用意されています。
劇中、監督たちのパパが手掛けた「死霊のはらわた」の名シーンも拝めます!
 
笑いばかりでなく、妻を亡くしたばかりの老人との出会いと別れ、エリーとの再会、チーズとの別れなど、感動ポイントがいくつも用意されています。
系統としては「ゾンビーノ」のノリに近い気がしますが、「ゾンビーノ」よりもゾンビが大活躍するので個人的には「ゾンビ・ヘッズ」の方が好きです。
ちょっとしたグロシーンはありますが、ホラー映画が好きじゃない人でも確実に楽しめるゾンビ映画です。
 

ワイルドスピードMEGA MAX
(原題:FAST FIVE)
2011年アメリカ映画


いよいよ5作目となったワイルドスピード。
邦題はハンバーガーの商品名みたいになってきました。



5作目は前作のラストシーンから始まります。
囚人護送車を襲い、刑務所へ収監される直前のドミニクを救出したブライアンたち。
おたずね者となった彼らはアメリカを脱出、1作目でブライアンと確執のあったヴィンスが住むブラジルへ逃亡します。
逃亡資金を作るため、ヴィンスに誘われてスーパーカー強奪計画に乗るドミニク、ブライアン、ミア。
しかしこの時盗んだフォードGT40に、リオデジャネイロを牛耳るギャングの秘密が隠されていた事から危うく殺されそうになります。
辛うじて逃げ出したものの窮地に追い込まれた彼らは、ギャングの資産を強奪するという反撃に転じます。
ギャングに加え、ギャングに買収された地元警察、アメリカから追ってきたFBIも加わり、ド派手なチェイスシーンの連続!
CMや予告編でお馴染み、2台のダッジ・チャージャーSRT8で巨大な金庫を引きずり回すシーンは圧巻です!
極力CGを使わないという製作者の目論見が見事な効果を生んでいます。

今回、大仕事を成し遂げるためにドミニクとブライアンは過去の仲間をリオに呼び集めます。
4作目に登場したドミニク一味+メキシコギャングの手先だった女、2作目でブライアンと手を組んでいたローマン(タイリース)とテズ(リュダクリス)。
シリーズ各作品に登場したキャラクターが集結するのでワイルドスピードファンには堪りません。
ブライアンがローマンをドミニクに紹介するシーンがあるのですが、シリーズから若干浮いていた2作目がシリーズの本流に取り込まれた感じがしました。
今回は俳優を単なるドライバーで終わらせず、それぞれのキャラクターを活かす余裕が感じられます。
カーアクションに加え人間同士のぶつかり合いも楽しめるので、シリーズ中最も温かみのあるストーリーと言えるかもしれません。
この辺からジャスティン・リン監督の成長を感じますね(と、上から目線で言ってみたり。。。)。

そして今作からワイスピファミリーに加わった(?)のはドゥエイン・ジョンソン(元ザ・ロック)とエルサ・パタキ。
ヴィン・ディーゼルとドゥエイン・ジョンソンの肉弾対決シーンの迫力はすごいです!
バリバリ壁を突き破って戦う姿はターミネーターVSターミネーターのよう。
しかも姿が似てるからくんずほぐれつやってる間にどっちがどっちか分からなくなります。
何やら皮肉っぽく書いてますがこれも今作の見所の一つには間違いありません。

お馴染みドミニクの1970年型チャージャーの他登場する車は、GT40、デトマソ・パンテーラ、C2コルベットGS、ハコスカGT-R、R35GT- R、ケーニグセグCCX、ポルシェ996、レクサスLF-A…と錚々たる車種名が並びますが、実はどれもチョイ役で一瞬しか映りません。
今回一番目立っていたのは、やはり先代2005~2010年式ダッジ・チャージャーですね。
金庫を引っ張るSRT-8の他、リオ警察のパトカーとしても大活躍。
盗む4台のパトカーのうちの数台は、新型2011年型チャージャーの顔とお尻を移植した旧型でした。
恐らく新型チャージャーの生産が撮影までに間に合わなかったのでしょうが、前後は新型、ボディ側面は旧型という面白い仕様になっていました。

エンディング直前、大金を手にしたメンバーがそれぞれ旅立って行きます。
この時点では未来の話となる3作目TOKYO DRIFTで死を迎える事になるハンに対し、女が東京に行かないのかと聞くシーンがあります。
ハンは「まだ行かない」といった回答をするのですが、自分の悲しい運命を知っているかのような反応に切なくなりました。

またエンドロール後にもちょっとしたサプライズが用意されています。
2作目の潜入捜査官役エヴァ・メンデスがちょろっと出演しています。
そして、6作目へ繋がるとんでもない情報を残して幕引きとなります。
えらいこっちゃです。
2013年5月の公開が今から楽しみです!

 
 




ワイルドスピードMAX
(原題:FAST & FURIOUS 4)
2009年アメリカ映画


3作目「TOKYO DRIFT」で主人公が代わり、舞台も日本へ移ってしまったワイルドスピードシリーズ。
あまりの脱線ぶりに「3作目で終了かな…」と思っていたら、何と4作目がオリジナルキャストで制作されると聞いた時は思わず小躍りしたものです。
しかもポール・ウォーカーをはじめ、1作目以来の出演となるヴィン・ディーゼル、ミシェル・ロドリゲス、ジョーダナ・ブリュースターらまでもが勢揃い!

オープニングは、ドミニカ共和国で泥棒稼業に精を出す、ヴィン・ディーゼル演じるドミニク一味の活躍です。
走行中のタンクローリーのトレーラーを切り離して奪うという危険なアクションが拝めます。





仕事を無事終えて報酬を手にした一味は、ドミニカでの包囲網が狭まった事に危機を感じ、解散してそれぞれバラバラに旅立っていきます。
主犯のドミニクはレティ(ミシェル・ロドリゲス)の身に危険が及ばぬよう、彼女を残したまま一人で立ち去ります。。。

暫くして、南米で隠匿生活を送るドミニクの元へ、レティがLAで死んだという連絡が入ります。
LAへ戻って調査を進めるうちに、レティは麻薬の運び屋をしており、何らかのトラブルに巻き込まれて殺された事を知ります。
悲しみに暮れるドミニクは、レティの仇を打つため麻薬組織に近付いていきます。
事件の事を知っているという男の部屋を訪ねると、何とそこに現れたのは麻薬組織を調査中のFBI捜査官ブライアン。
身分は違えど同じターゲットを追う二人は、麻薬組織に潜入するため、運び屋のオーディションとなるレースに参加する。。。

1作目からのファンにとっては、ドミニクとブライアン、ブライアンとミアの確執に思わずにんまり。
やっと本当のワイルドスピードに戻った気がしました。
あと序盤で死んだ事にされてしまいますがミシェル・ロドリゲスの復活も嬉しい。
トレーラーに乗り移るレティの格好いいこと!彼女が戻ったことで4作目は華やかさ数倍UPです。

登場車種はスポーツコンパクトだけではなく、色々なカスタムカーが登場します。
L.A.の場面では日本車、アメ車、ヨーロッパ車、様々な車種が改造されて出てくるので賑やかです。
ただ、後半、ドミニクとブライアンが数十台ほどのギャングの車に追いかけられるのですが、これが全てショボい。
舞台がメキシコの田舎町だからあえてポンコツを揃えたのかもしれませんが、主演二人が乗るマッスルカー&インプレッサSTIに対して差がありすぎ。
絵的にも相当貧相な感じで気分が萎えます。

あと、麻薬の密輸ルートとしてアメリカとメキシコ国境間に掘られた秘密のトンネルが登場しますが、この設定もすごく無理がある。
岩山をくり抜いたような荒れたトンネルなのに、シャコタン&フルエアロのチューニングカーで全開走行したり、狭いトンネル内で抜きつ抜かれつのバトルをしたりと、見るからに「嘘くさい」絵になっているのが残念。

全体的に見れば面白いのに、前半から中盤まではボリューム感たっぷりなのが、後半でやや尻すぼみになってる点が非常に惜しい。
TOKYO DRIFTと同じジャスティン・リン監督にしては随分上手くなったなあ、と思うものの、勢いが持続出来なかったのは勿体無かった。
娯楽作品としては十分他人にも勧められるレベルには仕上がっています。

  
  
  
  

2001人の狂宴
(原題:2001 MANIACS)
2005年アメリカ映画


スプラッター映画の始祖と言われているハーシェル・ゴードン・ルイス作品の中で、最もクレイジーさが際立っていた「2000人の狂人(別名:マニアック2000)」。
そのリメイクがこの「2001人の狂宴」です。

ストーリーは、旅の途中にたまたま通りがかった街でお祭りが開催されており、手厚く迎えられた旅行者たちは暫く街に滞在することにします。
しかしこの街は南北戦争時、北軍の虐殺により滅ぼされた街で、町民はみな復讐のために甦ってきた幽霊たちだったのです。。。

製作は「ホステル」のイーライ・ロス。自らもどっかで見た事あるようなヒッチハイカー役で出演してます。
監督はティム・サリバン。馴染みのない監督ですが、スタッフとして伝説のスプラッターSF「デッドリー・スポーン」に参加したり、「ゴッドファーザーPART3」や「カクテル」にも携わったという経歴の持ち主のようです。
特殊メイクのクレジットはS.O.T.A.FXという会社で、メイクアップエフェクトがグレッグ・ニコテロ率いるKNBです。
幽霊のリーダー役は元フレディ・クルーガーのロバート・イングランド。「エルム街の悪夢」シリーズが終わってからは似たような悪役が多いですね。
前半に少しだけピーター・ストーメアが出演しています。友情出演という感じでしょうか。
また13金シリーズで長らくジェイソンを演じていたケイン・ホッダーが、その名もジェイソンという役で出ています。

オリジナルの1964年版「2000人の狂人」は低予算でとても荒削りな作品でした。
でも、祭りの陽気な雰囲気の中、旅行者たちを嬉々としながらなぶり殺す町民たちの異常さが恐ろしかったです。
生贄を大勢の町民が取り囲み、まるでショーを見物するかのように楽しむという状況は他に類を見ません。
またオリジナルは殺害方法も嫌らしかった。
指を切り落としたうえで斧で腕を切断したり、4頭の馬に四肢を縛って四方に走らせて体を引きちぎったり、外から五寸釘をしこたま打ち付けた樽に人間を入れて坂道を転がしたり、巨大な岩石を落として腹部を潰ししたり…亡霊さんたちのやりたい放題がすごかったです。

その点、このリメイクも馬のシーンや重量物で潰すなどのシーンは受け継ぎつつ、趣向を凝らした殺人シーンを展開。
酸を飲ませて内部から人体を溶解させたり、巨大な万力で圧死&眼球ポーン!させたり、男子の大事なところを噛みちぎらせたりと嫌な死に方盛りだくさん。
ゴアシーンファンはそこそこ楽しめると思います。

映像技術も予算もUPしてるので映像はすごいのですが、1964年版のクレイジーさが出ていないんです。
オリジナルでは殺人ショーを見てニタニタと嬉しそうに笑う異常さにゾクゾクしたものです。
でもリメイクは割と静かな所でひっそりと殺されるパターンが多い。
これでは「ホステル」のようなただのトーチャー・ポルノと変わりありません。
このリメイクには、突き抜けた陽気さの中で行われる殺人シーンが生み出す陰湿さは不可欠だったと思います。
全体的に見れば十分面白いのでなおさらその点が悔やまれます。

1964年版は現在DVDは廃盤ですが、見比べてみると面白いと思います。
↓↓↓左がリメイク版、右がオリジナルの1964年版

 


クエンティン・タランティーノの「デス・プルーフ」と、ロバート・ロドリゲスの「プラネット・テラー」。
日本でも劇場公開されたのでそれぞれを単体で見た人は大勢居ると思います。
ところが、この2本は本来1本の作品でした。。。というのは既にご存知の方も多いかもしれませんが、一応流れとして書かせてください。

アメリカには、グラインドハウスムービーと呼ばれる映画のジャンルがあります。
人の好奇心を刺激するエロ、グロ、バイオレンス、アクションなどを売り物にした、低俗で低予算な点が共通項。
こういった作品は場末の映画館で数本立てで公開されていました。
映画オタクのタランティーノとロドリゲスが、そんなグラインドハウスムービーを再現したのが「グラインドハウス」という作品なのです。




「デス・プルーフ」と「プラネット・テラー」に、当時の雰囲気を再現した偽物の予告編を組み合わせ、全編で3時間を越える超大作(?)が本来の姿。
ところが、この上映時間の長さや製作者の悪ノリに着いて来れない観客が出たため、本国の興行成績は振るわなかったようです。
そこで、「グラインドハウス」を「デス・プルーフ」と「プラネット・テラー」に分割して新たなシーンを追加。
それぞれ90分程度の上映時間だったものをそれなりの時間に延長した単体公開仕様も制作されました。
日本で当初公開&DVD発売されたのはこのバージョンだったんです。

公開時、まずは「デス・プルーフ」を見に行きました。
大好きなカーアクション映画が題材になっているという事で期待していたのですが、カート・ラッセルがシボレー・ノバに乗って本性を表すまでがとに かく長く感じられました。
カーアクションシーンや映画ネタのシーンなどは心底楽しめたのに、そこに至るまでがね。。。
タランティーノの作品といえばダラダラと続く会話や痴話ゲンカも面白さなんですが、「デス・プルーフ」に関しては作品内容とリズム感が乖離してい るような印象で。(それがいい!というデス・プルーフファンが大勢居る事も知っててあえて書きました。。。)
これにすっかり懲りて「プラネット・テラー」は見に行くのをやめちゃったし。後で単体DVDで見て激しく後悔したけど。

そうなると気になるのが本来の姿の「デス・プルーフ」が入った「グラインドハウス」です。
日本でも公開されたものの小規模上映だったので劇場では見れませんでした。
DVDは1万円のコンプリートボックスで発売されましたが、大金払って買ってもしもこっちもつまらなかったら…と考えると手が出せず、ずーっとモヤモヤしてました。
ところが!2011年にBlu-Rayで「グラインド・ハウス U.S.A.バージョンプラス」として発売されたんです!
こちらは定価6000円。もう我慢できずに飛びつきました。

ここからが「グラインドハウス」のレビューです。
前置き長っ!!

やはりこの作品の評価は、単体で見るよりも全部繋げて見る事でしか正当な評価はできないと思いました。
単体では普通の映画作品として評価してしまいます。
ところが「グラインドハウス」として通しで見ると、全編から滲み出すアングラなヤバイ雰囲気がガンガン感じられます!
そう、理屈で評価できる映画じゃなくて、雰囲気や空気を楽しむ作品なんだという事がよく理解できたんです。
そしてユーモアも一層強烈に感じられ、終始ニヤニヤしっぱなしでした。

まずは「プラネット・テラー」から。
こちらは軍の施設から漏れ出したガスのせいで、周辺の街がゾンビだらけになってしまう。。。というB級ホラーの王道パターン。
そのゾンビと戦うのが、必要以上に格好よく演出されたヒーローと、必要以上に色っぽいダンサーのおねえちゃん。
こういうやりすぎ感のある所がいかにもグラインドハウスな感じで笑えます。
ロドリゲス監督は惜しげもなく傷やノイズを映像に入れており、かなりグラインドハウスな雰囲気があります。
「プラネット・テラー」は今をときめく特殊メイクアーティスト、グレッグ・ニコテロが腕を腕をふるったグロシーンが満載です。
でも残念ながらそういう見所のシーンに限ってノイズが強めに入れられていて、規制対策なのかはっきり見えないのがちょっと残念でした。
そうそう、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」に続き、グレッグ・ニコテロの師匠であるトム・サヴィーニも出演しています。
彼が大勢の俳優にしてきたように、ゾンビに体を引き裂かれて最後を迎えるあたりはファンにとっては堪らない所ですね。
さて、単体版「プラネット・テラー」との違いですが、ゾンビにダイナーが囲まれた所でブッツリと映像が途切れ、映画館の支配人からの「フィルムを紛失してしまい申し訳ありません」というメッセージが表示されます。
その文字が消えて再度映像が流れた時にはダイナーの中は大変な修羅場となっています。
結構重要なところをごっそり削っちゃうなんてロドリゲス監督もやりますね。
でもきっとロドリゲスも、当時の場末の映画館でこんな悔しい思いをしながら見てたんでしょうね。
ブーイングと共にポップコーンをスクリーンに投げつけたりしながら…
「プラネット・テラー」は単体作品としてもクオリティが高いのでどっちの仕様も好きです。
できることならノイズ無しのゴアシーンも見てみたいなあ、と思うのはグラインドハウスムービーファン失格でしょうか?

さて問題の「デス・プルーフ」ですが、「あれ?こんなにテンポ良かったっけ?」と思えるくらいとても楽しめました。
お話を簡単に説明すると、アメ車に乗った殺人鬼が、女の子グループの車を追い掛け回すというもの。
でも間違えてカーアクション映画マニアの女スタントマン達にちょっかいを出してしまった事から、激しいバトルに発展していきます。
カート・ラッセル演じる殺人鬼の愛車はつや消し黒のシボレー・ノバとダッジ・チャージャー。
対するスタントマンギャルたちは1970年型の白いダッジ・チャレンジャー。
どっちもどっかの映画で見たことのあるような車です。
全編を通してタランティーノの映画愛を強烈に感じるのですが、古のグラインドハウスムービーっぽさは希薄。
「プラネット・テラー」に比べるとノイズが控えめで、グラインドハウスを再現するぜ!っていう割り切りが弱いかも。
結果、いつものタランティーノ映画になっちゃってます。
でも最後の流れを断ち切るような幕引きの仕方はモロにグラインドハウスっぽくて何度見ても爆笑しますね。
単体バージョンからはバタフライちゃんの色っぽいクネクネダンスが削除されてるんですが、そのぶった切り方は「プラネット・テラー」同様。
「見せてあげるわよ~」とカート・ラッセルを誘った所で「フィルムを紛失してしまい申し訳ありません」と表示されます。
次の場面ではダンスが終わって満足気なカート・ラッセルが映し出されるんです。
延々「そんなダンスはしない」と勿体ぶった挙句、寸止めで見せてくれないなんて意地悪さが最高です。
タランティーノらしいユーモアですね。
あのダンスシーンも嫌いじゃないんですけど、あれが無くなったおかげで映画が分かりやすくなったと感じました。
自分は圧倒的に「グラインドハウス」に組み込まれた「デス・プルーフ」の方が好みです。

メインディッシュの感想はこんな感じですね。
でも見所はそれだけじゃありません。
おまけ程度にしか考えていなかったフェイク予告編がすげー面白くてびっくり!
「Don't」の題名を何度も何度も繰り返すあたり、むちゃくちゃ懐かしい感じでした!!
ジョージ・A・ロメロの「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」予告編なんかもしつこいくらいにタイトルをリピートしてたもんね。
あとイーライ・ロスの「感謝祭」もアングラ感満載で、ハーシェル・ゴードン・ルイス作品みたいでした。
「マチェーテ」に続いて、この辺もみんな作ってくれないかな。とても見てみたいです。

という具合で、今更ながら「グラインドハウス」にハマりまくっております。
これはタラちゃんとロドちゃんがB級映画ファンへ向けて放った一大イベントですね。
レイトショーやオールナイトの二本立てを楽しんだ人や、テレビ東京の深夜枠の映画が好きだった人は確実に楽しめます!
いや~、やっぱり映画って楽しいなあ。…と改めて感じさせてくれた作品でした。
単体公開版しか見てない方も是非見て欲しいです。
どっちが良い、悪いではなくて、感じ方が全く違うので見比べると面白いですから。

Blu-ray


DVDコンプリートボックス


単体公開版
  

予告編




ぼくのエリ 200歳の少女
(原題:LAT DEN RATTE KOMMA IN)
2008年スウェーデン映画


世間の評判が高くて気になっていた「ぼくのエリ 200歳の少女」をようやく見ました。
みなさんの高評価も納得の素晴らしい作品でした。



いじめられっ子の少年と、12歳で吸血鬼となって200年生き続けているという少女…の初恋物語。
余計なアレンジが加えられない伝統的な特徴を持った少女ヴァンパイアが登場します。
それほど直接的なグロい描写はありませんが、古の怪奇映画のようなダークで冷たい雰囲気満点。
何かが起こりそうな気配を終始漂わせています。

ヴァンパイアを題材としたホラー映画ではありますが、テーマは恋愛や友情。
孤独な少年と少女が北欧の雪景色の中、寄り添っている姿がとにかく痛々しくて切ない。
誰でも経験のある初恋の切なさが本当に痛いくらいに思い出されます。
しかし子供の無邪気さは、時にとても残酷さな側面を見せます。
やっと分かり合えるパートナーを見つけた二人はどこへ向かうのか。。。

気取った芸術映画ではありませんが、映像は非常にセンスが良く、随所にアーティスティックな構図が見られます。
見終わったあとの満足感は中身が空っぽのハリウッド映画では味わえないもの。
北欧の低予算作品でありながら、よくできた原作、練られた脚本、巧みな演出と子役の名演技。
あまりにも良かったので2日続けて見ちゃいました。
シリーズ化されてる某アメリカ産ヴァンパイア青春映画なんか比べ物になりません。
あれを1回見せられるくらいなら「ぼくのエリ」を10回見た方が遥かに有意義です。

ちなみに、見終わったら絶対にググって欲しいのが「ぼくのエリ ボカシ」というキーワード。
これで画像検索をかけてみてください。
(※物語の重要な所が見れちゃうので、絶対に見終わってからにしてください!)
出てきた画像を見て愕然としますよ。
自分もこの事実を見終わった後に知って「えーっ!!!映倫は何をやっとんねん!」と怒り心頭でした。
余計なボカシを入れたことで核心部分が隠され、映画のストーリーが歪められちゃってるんです。
「ぼくのエリ」を見て、これをググらずに終わっちゃってる人は、この映画を誤って解釈してるんです。
まったくひどい話です。

「ぼくのエリ 200歳の少女」はアメリカで「モールス」というタイトルでリメイクされています。
未見ですがこちらも高評価なので見てみようと思っています。

 



ランナウェイズ
(原題:THE RUNAWAYS)
2010年アメリカ映画




70年代に活躍した「ザ・ランナウェイズ」というガールズバンドの実話を元にしたストーリー。
バンドの名前は聞いた事があって知ってる曲も何曲かあったし、解散後のジョーン・ジェット、リタ・フォードはよく知っていたので、2011年に公開されたこの映画で改めてお勉強。

このバンドが活躍したのは70年代後半。
15~6歳の女の子が挑発的なパフォーマンスを繰り広げるスタイルは今見ても衝撃的です。
そしてロックンロールにつきもののドラッグや酒にまみれながら、わずか数年の活動期間を駆け抜けていきます。
この映画ではすっかり大人っぽくなったダコタ・ファニング演じるボーカルのシェリー・カーリーが脱退するまでを描いていきます。
ジョーン・ジェットがリードボーカルに代わってからの期間は描かれていません。
まあシェリー・カーリーが抜けた後のバンドの写真を見てもイマイチ華が感じられなくなっちゃってますから、彼女が抜けた時点で旬な時期は終わりだったのかもしれません。

それにしても、「アイ・アム・サム」の頃のダコタちゃんを知ってる者にとって、この作品内の彼女のキャラは相当衝撃的です。
ダーティでビッチな姿は「え!?ダコタ・ファニングってこんな事しちゃうの?」とたまげます。
でもメイクを落とした素顔のシーンはやっぱり可憐で、子供の頃のイメージは十分感じられてホッとしたりします。
彼女のその変貌ぶりは「ランナウェイズ」の大きな見所の一つと言っても過言ではないでしょう。

ちなみにジョーン・ジェットを演じるクリステン・スチュワートはかなり雰囲気が似ていてこれまたびっくりです。
「トワイライト」でモンスターに翻弄される可憐なヒロインよりも、ジョーン・ジェットの方がはまっていました。
格好良かったです。

今回初めて知ったのですが、日本では大ブレイクした「ザ・ランナウェイズ」、実は本国じゃそれほど成功しなかったんだとか。
ちょっと意外でした。





スターウォーズBlu-rayボックス
2011年発売




待望のBlu-ray版スターウォーズが2011年9月に発売になりました。
「スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイBOX」です。
子供の頃からスターウォーズは大好きなのでもちろんDVDもコンプリートしていましたが、Blu-rayも大枚はたいて発売日に入手しました。
もうその映像の精細さに加え、音声の広がり感、深さ、伸びなど、Blu-rayならではの情報量は感涙ものです。
映像も音声もとにかく艷やか。
以前のDVDなんて全く比べ物になりません。

それでも自分としては、今年2012年から順次公開されていく3D版も控えていたので、Blu-ray版は最終仕様ではないと思っていました。
でも先日、エピソード1ファントムメナス3Dを劇場で見てきたのですが、正直言ってそれほど感動はしませんでした。
もちろん奥行き感が増し、スケール感がアップした映像で3Dの効果は実感しました。
ポッドレースの迫力なんて2D版とは格段の差。
それでも感動の度合いで言ったら、Blu-ray版を見たときの「おおっ!」という驚きには遠く及ばないものでした。
そんなこんなで改めてBlu-ray版が愛おしくなり、今更ながらここで紹介してみた次第です。

映像特典の量も膨大で、それぞれの特典の内容も濃い。
全て見るには結構気合が必要なほど。

定価は17,000円超、amazonでは5,000円引きで12,000円(2012年3月現在)。
一般的なBlu-rayボックスでこの値段は高額だし二の足を踏みますが、「スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイBOX」に関しては、内容を考えたら全然高くないです。
高額どころか非常にお買い得だと思います。
もしも値段で購入を躊躇している方がいるなら、これは迷わず買っちゃうべきだと思います!

それでも高いというなら、旧三部作と新三部作で分けても発売されているので、半分ずつ買うというのも手ですねっ。
ただこちらには特典が含まれていないので悩ましいところですね~。




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アメ車が3度のメシより大好物!カマロ、ダットラ、タホ、キャバリエと乗り継いで、今はマスタングに乗っています♪アメ車好きになったのは、幼い頃、映画の中で走り回る姿に憧れて。乗ると映画の主人公気分が味わえるアメ車は、映画ファンの方に超おすすめのクルマですっ!
ちなみにこのサイトは、ホームページ「BOTIE MANIA~アメ車に乗ろう!!」の映画紹介コーナーをブログ化したものです。
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