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血の魔術師
(原題:THE WIZARD OF GORE)
1972年アメリカ映画



これはハーシェル・ゴードン・ルイス監督のスプラッター映画としては後期となる1972年の作品。
日本ではホラー映画ブームだった1980年代後半にビデオ化されましたが、我が家の近所のレンタル店には入荷せず、随分後になってから中古ビデオを手に入れて見ました。
ハーシェル・ゴードン・ルイス監督の中でも高評価の作品ですが、中古ビデオも人気のためか結構高額でした。
 
ストーリーはステージ上で殺人ショーを行う魔術師のお話。
客席から指名した人間を舞台の上でグチャグチャと惨殺したあと、その傷を治し、生き返らせて席に帰らせるという魔術師。
しかし一度は歩いて帰った観客がその直後、舞台と同様の死体となって発見される。
その事件を記者とキャスターのカップルが追います。
テーマは何が真実で何が虚構なのか。。。
 
ハーシェル・ゴードン・ルイスとしては珍しく、意外な結末が用意されています。
しかもちょっと幻想的。
犯人が倒されてそこで終わりだと思ったら。。。
最後はオチの3重構造でびっくりしますよ。
 
評判が良いと言っても所詮B級スプラッターの中ではの話ですから過剰な期待は禁物です。
でも今回も残酷シーンはすごいです。
チェーンソーで内臓グチャグチャや、頭に杭を打ったり、巨大なプレス機(?)でお腹を潰したり。
ミステリー作品としては微妙でもスプラッター映画としては間違いなく1級品です。
 

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カラー・ミー・ブラッド・レッド
(原題:COLOR ME BLOOD RED)
1965年アメリカ映画



これもハーシェル・ゴードン・ルイス監督作品。
 
主人公は売れない画家。
殺してしまった恋人の血を使って描いた絵が、初めて批評家に評価される。
これに味を占めた画家は、次々と女性を殺してはその血で絵を仕上げていく。
 
吊るした死体の腹部から垂れ下がった内臓を絞って血を採取。
それで絵を描くという悪趣味ぶり。病んでます。
「2000人の狂人」ほどのスケール感はありませんが、狂気に取り付かれていく画家の姿と大量の真っ赤な血糊が強烈です。



2000人の狂人
(原題:2000 MANIACS!)
1964年アメリカ映画



ハーシェル・ゴードン・ルイスの中で一番好きな作品です。
 
旅行中のグループがたまたま立ち寄ったアメリカ南部の町。
町民から熱烈な歓迎を受け、しばらく滞在する事になる。
しかしこの町、南北戦争の時代に北軍によって大虐殺が起こったといういわくつきの町。
実は町民たちはみんな怨念を抱いた幽霊だったのだ。。。
 
町民達は恨みを晴らすべく、旅人を順番に血祭りに上げていく訳ですが、普通なら陰湿でおどろおどろしい惨劇になりそうなもの。
ところがこの幽霊達はワイワイとお祭り騒ぎ。
お祭りの余興として嬉々として人を殺していくんです。
ステージに縛り付けられ助けて欲しいと懇願する被害者、それを囲んで楽しそうに刃物を振りかざす幽霊達。
異常な状況にゾッとします。
 
ゴア描写も凄まじいです。
ステージ上に縛り付けた女性を刃物でばらばらに解体したり、ウマに四肢を縛り付けて四方へ引っ張らせて体を千切ったり、縛り付けた女性の上に巨大な岩石を落として潰したり、内側に無数の釘が突き出た樽に男性を入れて丘の斜面を転がしたりと、とにかく残酷。
しかもそれを見てる幽霊達は拍手喝采で大騒ぎ。
 
1960年代という古さ、低予算、無名俳優と、一般の映画ファンなら見逃してしまいそうな作品ですが、この時代にこんな作品を作れたなんて!とびっくりするはず。
数年前に再販されたDVDは「マニアック2000」というタイトルだったと思いますが、今でもまだ入手できるはずなので、ホラー映画ファンを自称する方なら是非見てみて下さい。



血の祝祭日
(原題:BLOOD FEAST)
1963年アメリカ映画



ハーシェル・ゴードン・ルイス監督の記念すべきスプラッター第1作目。
1作目だというのにのっけから凄まじい残酷描写です。
 
エジプトの宗教に傾倒した料理店主のお話で、神様にささげる生贄として女性を殺しまくって解体しちゃいます。
ニタニタ笑いながら内蔵は引っ張り出すは、舌ベロは引っこ抜くは、死体をオーブンで焼くはとやりたい放題。
しまいには楽しそうに女性を鞭で打ったりと、このおっさんかなりキモイです。
 
それにしても、1960年代前半にこんなにグロい映像を作ってたという事実にちょっと驚きます。
今よりも保守的な思想が強い社会だったでしょうし、よくこんな映像を作る事ができたなあ。
とはいえ、さすがに一流の映画館では公開してもらえず、ドライブインシアターや小さい寂れた映画館での公開に止まったようですが。
 
また何でもCGで表現してしまう現代と違い、俳優が実際に人体や内臓を手に持って演技しているところに凄まじいリアリティがあります。
この生々しさはコンピューターで描いた絵を実写に重ねたCGでは到底マネのできないところだと思います。
 
ハーシェル・ゴードン・ルイス監督の一連の作品は、ホラー映画の世界でもとびきりの暗部といえます。
そんな作品が今の時代、DVDで見れるのはスゴイ事なのかもしれませんね。
 


2001人の狂宴
(原題:2001 MANIACS)
2005年アメリカ映画


スプラッター映画の始祖と言われているハーシェル・ゴードン・ルイス作品の中で、最もクレイジーさが際立っていた「2000人の狂人(別名:マニアック2000)」。
そのリメイクがこの「2001人の狂宴」です。

ストーリーは、旅の途中にたまたま通りがかった街でお祭りが開催されており、手厚く迎えられた旅行者たちは暫く街に滞在することにします。
しかしこの街は南北戦争時、北軍の虐殺により滅ぼされた街で、町民はみな復讐のために甦ってきた幽霊たちだったのです。。。

製作は「ホステル」のイーライ・ロス。自らもどっかで見た事あるようなヒッチハイカー役で出演してます。
監督はティム・サリバン。馴染みのない監督ですが、スタッフとして伝説のスプラッターSF「デッドリー・スポーン」に参加したり、「ゴッドファーザーPART3」や「カクテル」にも携わったという経歴の持ち主のようです。
特殊メイクのクレジットはS.O.T.A.FXという会社で、メイクアップエフェクトがグレッグ・ニコテロ率いるKNBです。
幽霊のリーダー役は元フレディ・クルーガーのロバート・イングランド。「エルム街の悪夢」シリーズが終わってからは似たような悪役が多いですね。
前半に少しだけピーター・ストーメアが出演しています。友情出演という感じでしょうか。
また13金シリーズで長らくジェイソンを演じていたケイン・ホッダーが、その名もジェイソンという役で出ています。

オリジナルの1964年版「2000人の狂人」は低予算でとても荒削りな作品でした。
でも、祭りの陽気な雰囲気の中、旅行者たちを嬉々としながらなぶり殺す町民たちの異常さが恐ろしかったです。
生贄を大勢の町民が取り囲み、まるでショーを見物するかのように楽しむという状況は他に類を見ません。
またオリジナルは殺害方法も嫌らしかった。
指を切り落としたうえで斧で腕を切断したり、4頭の馬に四肢を縛って四方に走らせて体を引きちぎったり、外から五寸釘をしこたま打ち付けた樽に人間を入れて坂道を転がしたり、巨大な岩石を落として腹部を潰ししたり…亡霊さんたちのやりたい放題がすごかったです。

その点、このリメイクも馬のシーンや重量物で潰すなどのシーンは受け継ぎつつ、趣向を凝らした殺人シーンを展開。
酸を飲ませて内部から人体を溶解させたり、巨大な万力で圧死&眼球ポーン!させたり、男子の大事なところを噛みちぎらせたりと嫌な死に方盛りだくさん。
ゴアシーンファンはそこそこ楽しめると思います。

映像技術も予算もUPしてるので映像はすごいのですが、1964年版のクレイジーさが出ていないんです。
オリジナルでは殺人ショーを見てニタニタと嬉しそうに笑う異常さにゾクゾクしたものです。
でもリメイクは割と静かな所でひっそりと殺されるパターンが多い。
これでは「ホステル」のようなただのトーチャー・ポルノと変わりありません。
このリメイクには、突き抜けた陽気さの中で行われる殺人シーンが生み出す陰湿さは不可欠だったと思います。
全体的に見れば十分面白いのでなおさらその点が悔やまれます。

1964年版は現在DVDは廃盤ですが、見比べてみると面白いと思います。
↓↓↓左がリメイク版、右がオリジナルの1964年版

 


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アメ車が3度のメシより大好物!カマロ、ダットラ、タホ、キャバリエと乗り継いで、今はマスタングに乗っています♪アメ車好きになったのは、幼い頃、映画の中で走り回る姿に憧れて。乗ると映画の主人公気分が味わえるアメ車は、映画ファンの方に超おすすめのクルマですっ!
ちなみにこのサイトは、ホームページ「BOTIE MANIA~アメ車に乗ろう!!」の映画紹介コーナーをブログ化したものです。
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