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青春時代と旧き佳き時代の終焉を重ねて描いた青春映画の傑作です。青春群像劇の典型とも言えるのではないでしょうか。高校を卒業し、人生の岐路に立たされた若者達が主人公。出演者は、「ジョーズ」「オールウェイズ」等のリチャード・ドレイファス(若い!!)、「アポロ13」等の監督としても有名なロン・ハワードの他、人気が出る前のハリソン・フォードも脇役で出ています。監督はもちろんジョージ・ルーカス!!
高校卒業を間近に控え子供ではいれなくなった少年たちと、1960年代に突入してベトナム戦争が始まり、豊かさを追い求めた1950年代の夢から醒めざるをえない状況となったアメリカの姿が重なり、胸を締め付けられるような切なさを感じさせます。古き良き時代の昔話と侮るなかれ。だれもが大人になる時に感じる切ない想いを見事に思い出させてくれます。子供の心をどこかに置き忘れて来た大人にこそ見てもらいたい作品です。
あえて一番最後に書きますが、この映画のサントラは、サントラ史上10位以内に入るのは確実の名盤です。全編オールディーズの名曲で構成されています。いつも映画よりもサントラが話題になるので、今さらあえて語る必要もないのですが、「アメリカングラフィティ」を語る上で欠かす事のできないファクターです。持っていない人はとりあえず買っておかないと大損しますよ!
田舎町で暮らす青年の日常を描いた作品。何も無い田舎の生活の中だからこそ感じることのできる人間と触れ合う喜びや難しさを、主人公の目線で描いていま す。その主人公を演じるのはジョニー・デップ。淡々と透明感溢れる演技を見せてくれます。その弟で、障害を持つ少年にレオナルド・ディカプリオ。まだ子供 なのにジョニー・デップを食うほどの演技を披露し、ファンならずとも必見の価値があります。
この監督の映画はどれを見ても「人間に生まれて良かった」と思える人間愛に溢れてます。優しい雰囲気が好きなんです。
個人的に、文句無しにスティーブン・キング映画化作品の最高傑作だと思います。スティーブン・キングがよく題材とする「特殊な能力を持ったがために悲劇的 な状況に陥る」ストーリーですが、他の作品よりもホラー/SF的な要素を抑えているために、サスペンスとして、またラブストーリーとして非常に奥深いドラ マを楽しませてくれます。
高校教師ジョニーは交通事故によって昏睡に陥り、5年後突然目覚めます。恋人は別 の男と結婚し、仕事も無くし、失意の中で社会復帰を目指している最中、人の体に触れると相手の過去や未来を追体験できる能力が備わっている事に気付きま す。その能力を活かして火事から女の子を救ったり、連続殺人事件を解決したりしますが、ジョニーの体は日増しに衰えていきます。ある日、群衆の中に昔の恋 人を見つけ人ごみの中を探している時、選挙活動中のスティルソン候補と偶然握手を交わす羽目になります。その時ジョニーが見たものは、大統領にまで上り詰 めたスティルソンが核ミサイルのスイッチを押すという戦慄の未来。自分にしか知る事のできない忌まわしき未来を変えるべく、孤独な戦いを決意するジョ ニー。人類の未来の為、ライフルを隠し持って単身選挙演説会場へ潜入した彼を待っていた運命とは・・・。
本作成功の鍵は、原作のスティーブン・キング、監督のデビッド・クローネンバーグ、主演のクリストファー・ウォーケンが、それぞれの役割を見事に果 たしている点にあると思います。特殊な能力ではなく、苦しむ主人公の内面にスポットを当てたキングの原作。原作の趣旨を理解し、クローネンバーグ独自の世 界観を抑えた控えめな演出。難解で独特な作品が多いクローネンバーグは評価が真っ二つに分かれる映像作家ですが、デッドゾーンを見ると彼がただの変態作家 ではないことが理解できます。そして、優しさと悲哀を背負った主人公を見事に表現したクリストファー・ウォーケン。彼以外の俳優ではこの作品は成立しな かったでしょう。まさに三位 一体。見終わった後にこれほどまで原作者、監督、俳優に対する尊敬の思いが溢れてくる作品は珍しいと思います。繰り返し何度見ても、止めどなく込み上げる 感動でエンドロール中盤まで立ち上がる事が出来ません。。。
アメリカのMTVで放送されている番組「 Pimp my ride 」の1stシーズンをまとめたDVDセットです。「 Pimp my ride 」とは、廃車寸前のポンコツに乗るオーナーが、アメリカの超人気カスタムショップ「 West coast customs 」の力で愛車をビッカビカのショーカーに生まれ変わらせる過程を追った番組です。その模様をレポートするのは、人気ラッパーXzibit 。 MTVの番組だけあってBGMもノリノリ、番組のテンポもスピード感があって盛り上がります。
出てくる車は普通なら廃車にしちゃうような正真正銘のオンボロ。外れたスライドドアの替わりに鉄板を溶接したダイハツハイゼット(北米に輸出されてたのね)や、テールランプが外れてぶら下がったシビック、他にもマスタング、キャディラックなど、バラエティに富んでます。
数多くの有名なカスタムカーを手がけた「 West coast customs 」のセンスと技術はハンパじゃない!オーナーの希望に合わせたくだらないカスタムを高度な技術で真剣に仕上げていく彼らの姿は感動物です!いや、大爆笑物です!!“こんなボロクルマ、真面目に直してどーすんのよ”っていうクルマがとんでもないカスタムカーに変身するんですからっ!
クルマが好きな方には確実に楽しめる番組ですので、是非このDVDを見てみてくださいっ。3枚組みのですが、30分程度の番組が1枚に複数回入っているので気楽に見れるのもいいところですよ~。
アメリカンニューシネマの金字塔であり、当時の思想や風俗を見事に表現したカーアクション映画として非常に高く評価されている名作ですね。近年では廉価版DVDが発売されたおかげか意外なほどに知名度が上がったように思います。
人生の中で様々な挫折を繰り返し経験した男、コワルスキーが主人公です。仲間のヒッピーとの些細な賭けを発端に、ダッジ・チャレンジャーでデンバー~サンフランシスコ間を短時間で走破することに挑みます。ドラッグの力を借りて暴走するコワルスキー。警察からも追われる身となるのですが、元レーサーでもある彼は次々とパトカーを潰していきます。体制の象徴である警察をかわす姿はいつしか民衆のヒーローとしてメディアに取り上げられ、全米が逃走劇を見守る事となります。しかし暴走の最中、何かを悟った彼は、警察が築いたバリケードへと向けてアクセルを踏み込む。。。
この映画には当時の反体制的な思想が見事に現れているんです。体制の象徴=警察に対して、自由の象徴=コワルスキー。人生に絶望した男の悲しいの映画だと言う人が多いですが、個人的にそうは思いません。コワルスキーが人生に絶望しているのは事実だとしても、肉体を捨てることで魂の自由を得たんだと思うんです。バリケードがコワルスキーのバニシングポイント(消失点)であったのでしょうが、全てが消える場所ではなく、体を失う代わりに他の何かを得られる場所だったのではないでしょうか。バリケードの向こうに見えた光は、来世なのか、天国なのか・・・
反体制派のヒーローが乗るクルマ・・・それはもうダッジ以外考えられないです!チャレンジャーは最高のチョイスでしたよね~。なんてったって“挑戦者”ですからっ!
自動車窃盗集団を描いたカーアクション映画。主人公メイドリアン・ペースは表向きは自動車保険調査員、本業は盗んだクルマを外国へ売りさばく自動車窃盗集団のリーダー格。「リストにある52台すべての車両を集めることができたら40万ドルで買い取る」という大きなビジネスを請け負う。タイムリミットが迫る中、膨大な数のクルマを着実に盗んでいくが、52台中最後の1台、 1973年型マスタングを盗み走り出した時、仲間の裏切りによって警察から追われる羽目になってしまう。
ここから延々45分に渡ってマスタングとパトカーのカーチェイスがノンストップで続くのですが、このマスタングがタフでかっこ良すぎです!主人公のセリフはほとんど無しで警察の無線の会話とV8のエンジン音、タイヤのスキール音、クルマのぶつかり合う音のみで、まさにクルマが主人公といった感じの映画です。
マスタングの他にもダッジチャージャー、プリムスサテライト、ダッジチャレンジャー、キャデラックエルドラド、インパラ、etc.... 60~70年代を代表するアメ車がカーチェイスの末、惜し気も無く破壊されまくります。欧州車ではフェラーリデイトナ、ランボルギーニミウラ、デトマソパンテーラ、ロールス他が登場し、破壊こそされませんが、眺めているだけでも幸せになれます。特に懐かしさのあまり感動するのは「マンタ」!こんなクルマがありましたよね~。外見はCAN-AMのレーシングマシンのようなのに、エンジンはVWやポルシェのエンジンを積んでいるという変わり種でした。
個人的にカーアクション映画の最高傑作だと思います。この「バニシングin60」のリメイク作品である「60セカンズ」公開に合わせ、日本でもDVDが発売になりました。高画質のDVDを所有できるのは嬉しかったのですが、公開当時の音楽が版権の問題とかで使えず、全て別の曲に差し代わっていました。哀愁漂うカントリー調の曲が良かったので非常に残念でした。ちなみに今はこのDVDも廃盤となり、中古やデッドストックを見つけるしか入手方法がありません。中古価格も少しずつ上昇しているようですから、買うなら早い方がいいかもしれませんね~。(できれば公開時の音楽のままで再発売してくれるといいんだけどなぁ・・・)
ちなみに、4歳の時にこれを映画館で見て、ピッカピカの黄色いマスタングがボロボロになっても走りつづける姿にすっかりやられ、もう30年以上このクルマに片想いです。いつになったら買えるんだろーか。。。
「俺達に明日はない」「明日に向かって撃て」「イージーライダー」「バニシングポイント」などと並ぶアメリカンニューシネマの名作です。ビデオの廃盤から長い時間を経て、2007年4月、ついにDVD化が決定しました!!う~ん、生きてて良かった♪
物語は、スーパーマーケット強盗のラリーとデューク、2人に同行する羽目になったメリーの破滅への逃避行を描きます。3人は1968年型シボレー・インパラと1969年型ダッジ・チャージャーを乗り継ぎ、広大なくるみ林の中を逃げ回ります。何台ものパトカーに追われますが、元レーサーであるラリーのテクニックで次々とクラッシュさせていきます。道中、ケンカを繰り返しながらも、お互いの理解を深めてゆく3人。ラストでは警察の執拗な追跡を振り切り、このままハッピーエンドかと思われたが・・・
ピーター・フォンダが主役の時点でもしや結末は・・・と予感させますが、もちろんその期待を裏切らない展開。さすがは破滅のヒーローですっ!そしてスーザン・ジョージのアバズレ演技がまたいいんですよ~。小憎らしいのにかわいい。70年代むき出しのファッションも超かっこいい!監督は実力派のジョン・ハフ(ホッフ)。
唐突に訪れるラストシーンの衝撃は、初めて見た時から色褪せることがありません。クルマ好きが楽しめるのはもちろんですが、映画としての完成度も高いので是非大勢の方に見てもらいたい映画です。
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ちなみにこのサイトは、ホームページ「BOTIE MANIA~アメ車に乗ろう!!」の映画紹介コーナーをブログ化したものです。