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フロム・ビヨンド
(原題:FROM BEYOND)
1986年アメリカ映画

 

 
「ゾンバイオ 死霊のしたたり」のスタッフが再集結したH・P・ラヴクラフト原作の変態系ホラー。
出演は「死霊のしたたり」のハーバード・ウエストことジェフリー・コムズとバーバラ・クランプトンに加え、なんと「ゾンビ」ピーター役、ケン・フォリー!!
 
人間の脳を刺激して異次元を覗く力を得る研究をする科学者。
異次元に魅了されたおっさんは自ら異次元の怪物へと変身し、脳を刺激された助手は脳の一部が肥大化し、触覚のような触手が額を突き破って現れると理性を失って人間の脳みそを食べ始める。
また女医は同じく脳を刺激された事でエロモードに突入。
そんなアホアホ軍団を助けに来るのがピーター・・・じゃなくてケン・フォリー。
でも怪物おやじは異次元から色々なモンスターを呼び出してそれに対抗。
後半のとんでもない展開には唖然とします。
 
グロあり、ゲテモノあり、エロありと、B級テイストを売りにしていたエンパイアピクチャーズの面目躍如。
このくだらなさから生まれる面白さは見てみないと分からないと思います。
機会があったら是非!

【2013年4月追記】な、な、な、なんと!Blu-rayで「フロムビヨンド」発売決定!

 
 
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裸のランチ
(原題:NAKED LUNCH)
1991年カナダ・イギリス合作


 
現実と幻想が入り混じったクローネンバーグ監督のイマジネーションが炸裂した作品。
もともと原作者のバロウズの時点で逝っちゃってるから、それを理解せずに理屈で片付けようとしてもなかなか整理が付かない作品です。
ストーリーは・・・と書いたところでこの作品については余り意味がないと思うので、あえて書きません。
唐突に現れる奇妙なクリーチャーたちと、独特の世界を是非映像で楽しんでください。
 
 
 

ザ・フライ
(原題:THE FLY)
1986年アメリカ映画


 
「蝿男の恐怖」をクローネンバーグ監督がリメイクして話題になりました。
これも「デッドゾーン」に続いて悲しいお話でしたね。
でも「デッドゾーン」と違うのは悪趣味具合でしょうか。
もともとが蝿と人間が融合してしまうというゲテモノストーリーですもんね。
 
カプセル状のポッドと呼ばれる機械の間で物質を転送する研究をする科学者ブランドル。
物の転送に成功した彼は、自ら実験台となってポッドに入り、人間の転送を試みる。
転送は成功したかに見えたが、ポッドの中にはブランドルと共に1匹の蝿が潜り込んでいた。
遺伝子レベルで蝿と融合してしまったブランドルは、徐々に体が崩れ、人間と蝿が融合した新しい生物へと変身していく。
爪がはがれ、歯は抜け落ち、耳が取れ、醜い姿へと変わっていくブランドル。
姿と共に人間性も崩壊して行き、徐々に暴力的な性格へと変わっていく。
体の変化を心配する恋人に対し、「俺に構うな、殺すぞ。」と理性を失いつつある自分から遠ざけようと追い払う姿が哀れ。
しかし最後は理性を完全に失い、恋人に襲い掛かるも、ポッドの操作ミスによって深手を負ってしまう。
そして自らショットガンを自分の頭に当て、恋人に引き金を引くように哀願するのだった。。。
 
ジェフ・ゴールドブラムの蝿演技が素晴らしかったです。
気持ち悪かったし怖かった。
恋人役のジーナ・デイビスは、変わり行くブランドルと、身ごもったブランドルの子供の体を案じて苦悩しまくり。
この二人はとてもいいキャスティングだったと思います。
 
個人的に惜しいと思うのが、特殊メイクを担当したクリス・ウェイラス。
完全に化け物と化した最終形体のブランドルバエのデザインがイマイチだと思うんです。
作り物っぽさ全開で、生き物らしさが希薄なんですよね。
でもね、クリス・ウェイラスはこの作品でアカデミー賞もらってるんですよ。う~ん、複雑。

ちなみに続編「ザ・フライ2」はこのクリス・ウェイラスが監督を務めましたが、大方の予想通りずっこけました。。。

 
 


ビデオドローム(原題:VIDEODROME)1982年カナダ映画
 

クローネンバーグの変態っぽさがが強く表れ始めたのがこの辺りから。
現実と幻覚が入り混じって見ている方が混乱します。
 
過激な暴力映像を流す海賊放送をキャッチしたケーブルテレビ会社の社長マックスは、自社番組で放送するためにその放送の出所を探し始める。
しかしその頃から奇妙な幻覚に襲われ始めると同時に、巨大な陰謀に巻き込まれていく。
 
本当に映像が病んでてですね、「このおっさん(クローネンバーグ)は大丈夫かいな?」と監督のことが心配になります。
悶えるテレビを鞭で打ったりとか普通の発想じゃないです。
しまいにはお腹に裂け目ができて、そこに殺人をプログラムしたビデオテープを挿入するとコントロールされちゃうんです。
特殊メイクは「狼男アメリカン」のリック・ベイカー。
裂けたおなか、銃と一体化していく手、脳みそを飛び出させながら苦悶の表情で死んでいく悪人など、見所は多いです。
 
結局、海賊放送を見せることで視聴者に脳腫瘍を作り出しコントロールしてしまう組織の陰謀が明らかになるんですが、「ビデオドローム」を見てる自分の頭が心配になってきます。
クローネンバーグ監督、映像に変な仕掛けしてないだろうね。。。
 

 
 


スキャナーズ
(原題:SCANNERS)
1981年カナダ映画


 
デビッド・クローネンバーグ監督が超能力戦士の戦いを描いたホラー。
新薬の実験に参加した親から生まれた兄弟は、薬の影響で強力な超能力を持っていた。
その力を利用して世界征服を企む兄に、それを阻止すべく立ち向かう弟。
二人は対決する事になるのですが、特殊メイクアーティスト、ディック・スミスが担当した超能力による人体破壊シーンが凄すぎます。
血管が浮き上がり、眼球が破裂し、体は燃え上がる。
また頭の破裂シーンも一見の価値ありです。
“特殊な能力を持って生まれたがために悲劇に巻き込まれる”パターンも、クローネンバーグが好んで使う設定ですね。
 
【2013年4月追記】
スキャナーズ1作目~3作目が2013年5月、Blu-rayで再発売!

  
 


ラビッド
(原題:RABID)
1977年カナダ映画




カナダの鬼才ホラー映画監督デビッド・クローネンバーグ初期の作品。
バイク事故で負った傷に皮膚の移植手術を受けた女性が、その手術の影響で脇の下に血を吸う突起物が生え、抱きついた人間の血を吸ってしまう。
血を吸われた人間は凶暴化し、別の人間を襲う。
 
体が変異してしまうテーマはその後クローネンバーグが度々扱いますね。
後の鬼才も、さすがに駆け出しの頃はまだ普通のホラー映画っぽく撮っていますが、それでも独特の陰湿さが毒々しさは既に健在です。
口から泡を吹きながら襲いかかる感染者の姿は夢に見そうな恐ろしさです。
 
【2013年4月追記】
DVDが再発売されました!

 



80年代のスラッシャー映画(殺人鬼が人を殺しまくる映画)ブームの中で、バレンタインデイに起こる惨劇を描いた「血のバレンタイン」。ヘルメットにガスマスクというスタイルに、ツルハシを凶器に追いかけてくる殺人鬼が怖かったです。ワンパターンになりがちなスラッシャー映画の中でも独自のアイデア満載で、充分に楽しめる作品でした。ソフト化が長らく待たれていましたが、今年、ついにDVDが発売になります!残念ながらノーカット版ではありませんが、それでも楽しみで仕方がありません♪





ちなみに、なぜ今頃になって80年代の作品が発売になったかというと、今年、「血のバレンタイン」がリメイクされ、「ブラッディバレンタイン」として劇場公開&DVD発売されたからです。内容は「血のバレンタイン」を下敷きに、今風のCGを使った残酷描写満載です。こちらは3D(立体)映画として制作されているのも話題でした。発売になったDVDとBru-Rayのプレミアムバージョンには、ともに3Dと2Dで楽しめるディスクがセットされています。付属のメガネをかけて見ると家庭でも飛び出す立体映像が楽しめる優れもの。ちょっと変わってて楽しいので是非見てみてくださいね~。

 

リメイク版予告編




この映画は不気味で恐いですよ!
砂漠 に突如現れた悪魔の化身”ザ・カー”。
こいつがばったんばったん人を轢き殺していくんです。
昔、何度かテレビでも放映されていたので、ご存知の方も多いのでは?
今頃になってついにDVD化されました!嬉しいですね~♪
 
この悪魔のクルマのデザインが何ともいえずいい感じ!
顔のようなフロント、ストレートなボディライン、チョップトップのような低いルーフ、でっかいメッキのバンパーとフロントグリル。
当時のリンカーンコンチネンタルをベースに作られたという事で、確かにデザインのテイストはリンカーンっぽいんですが、よ~く見るとリンカーンの面影はまったく残ってないんです。
見た目だけでなく、例えばクラクションも不気味な音になっていたり、外から見ると全面フルスモークのようなガラスが、車内から見ると濃い黄色になっていたり、とにかく細かい演出が不気味を通 り越して気持ち悪いんです。
ほんと、夢でうなされそうなクルマです。
荒野の砂煙の中から突然現れたら腰抜かしますよ!
 
この悪魔のクルマと戦う保安官が70年代のスター、ジェームズ・ブローリン。
この人の顔も”ザ・カー”に負けないくらい恐いですが、「悪魔の棲む家」ほどの”悪魔顔”は出ないのでご安心を。
個人的に”ザ・カー”のデザインが好きで、とにかくクルマが恐くてしょうがないので、演出がどうとか、脚本がどうとかっていう評価はできないんです。
感想は一言、「クルマが恐い!」に尽きます。
クルマとホラーが好きな人は是非見てみてください!






個人的に、文句無しにスティーブン・キング映画化作品の最高傑作だと思います。スティーブン・キングがよく題材とする「特殊な能力を持ったがために悲劇的 な状況に陥る」ストーリーですが、他の作品よりもホラー/SF的な要素を抑えているために、サスペンスとして、またラブストーリーとして非常に奥深いドラ マを楽しませてくれます。

高校教師ジョニーは交通事故によって昏睡に陥り、5年後突然目覚めます。恋人は別 の男と結婚し、仕事も無くし、失意の中で社会復帰を目指している最中、人の体に触れると相手の過去や未来を追体験できる能力が備わっている事に気付きま す。その能力を活かして火事から女の子を救ったり、連続殺人事件を解決したりしますが、ジョニーの体は日増しに衰えていきます。ある日、群衆の中に昔の恋 人を見つけ人ごみの中を探している時、選挙活動中のスティルソン候補と偶然握手を交わす羽目になります。その時ジョニーが見たものは、大統領にまで上り詰 めたスティルソンが核ミサイルのスイッチを押すという戦慄の未来。自分にしか知る事のできない忌まわしき未来を変えるべく、孤独な戦いを決意するジョ ニー。人類の未来の為、ライフルを隠し持って単身選挙演説会場へ潜入した彼を待っていた運命とは・・・。

本作成功の鍵は、原作のスティーブン・キング、監督のデビッド・クローネンバーグ、主演のクリストファー・ウォーケンが、それぞれの役割を見事に果 たしている点にあると思います。特殊な能力ではなく、苦しむ主人公の内面にスポットを当てたキングの原作。原作の趣旨を理解し、クローネンバーグ独自の世 界観を抑えた控えめな演出。難解で独特な作品が多いクローネンバーグは評価が真っ二つに分かれる映像作家ですが、デッドゾーンを見ると彼がただの変態作家 ではないことが理解できます。そして、優しさと悲哀を背負った主人公を見事に表現したクリストファー・ウォーケン。彼以外の俳優ではこの作品は成立しな かったでしょう。まさに三位 一体。見終わった後にこれほどまで原作者、監督、俳優に対する尊敬の思いが溢れてくる作品は珍しいと思います。繰り返し何度見ても、止めどなく込み上げる 感動でエンドロール中盤まで立ち上がる事が出来ません。。。




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アメ車が3度のメシより大好物!カマロ、ダットラ、タホ、キャバリエと乗り継いで、今はマスタングに乗っています♪アメ車好きになったのは、幼い頃、映画の中で走り回る姿に憧れて。乗ると映画の主人公気分が味わえるアメ車は、映画ファンの方に超おすすめのクルマですっ!
ちなみにこのサイトは、ホームページ「BOTIE MANIA~アメ車に乗ろう!!」の映画紹介コーナーをブログ化したものです。
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